水島朝穂さんの「直言」更新

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■◎■「直言」ニュース 2017年2月20日
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早稲田大学の水島です。皆さま、お元気でしょうか。
さきほど「直言」を更新しました。

http://www.asaho.com/jpn/index.html

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2017/0220.html (固定)

■ 今回は入試・学年末繁忙期のストック原稿をアップしました。
「雑談」シリーズで、「音楽よもや話」22回ということになります。
昨年の「ドイツからの直言」

http://www.asaho.com/jpn/bkno/ausderbrd.html

の追加の形で、「ドイツでの生活」(2・完)としての位置づけももっています。
大事件が続発して、なかなか軽い「雑談」をアップしずらい状況が続いていました。
この機会に出しますので、音楽に関心のある方はお読みください。

■ さて、「直言」ニュースはお休みと先週書きましたが、
 あえて出すことにしました。それは、
 明日(21日・火曜)の夜11時45分からのNHKの番組の再放送
 のお知らせのためです。

2月15日の夜、NHKのBSプレミアムの「アナザーストーリーズ」
 (運命の分岐点)「誕生! 日本国憲法--焼け跡に秘められた3つのドラマ」
 を偶然みたところ、実にすばらしい内容だったので、
 明日の再放送のことをお伝えします。
 すでにご覧になった方も少なくないと思いますが、
 まだの方は是非、明日のこの番組の録画をおすすめします。

http://www4.nhk.or.jp/anotherstories/x/2017-02-21/10/17442/1453050/

日本国憲法誕生の舞台裏を扱ったものはいろいろありますが、
 この番組の特徴はその「3つの視点」にあります。
 まず、女性の権利について憲法24条に盛り込むことに
 重要な役割を果たしたベアテ・シロタ・ゴードンに光をあてます。
 スーザン・ファー・ハーバード大学教授のインタビューも興味深いです。
 これに関連して、ベアテについて言及した皇后の2013年誕生日の
 「回答文」について、直言「皇后と山本太郎議員の憲法感覚」

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2013/1111.html

で書きました。

2つ目の視点は、憲法学者鈴木安蔵ら「7人のサムライ」
 (番組の表現)の憲法研究会の草案がGHQに注目され、
 日本国憲法の深層海流となっていく過程が描かれていることです。
 これも類似の番組がこれまでもありましたが、
 短時間によくまとまっていることと、
 その孫の方(何と早稲田の同僚であることに今回気づきました! )
 の話も紹介され興味深いものがあります。
 森戸辰男が憲法25条の生存権について果たした役割にも触れています。
 「直言」では鈴木が中心となって創設した憲法理論研究会
 についても書いています。下記をお読みください。

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2012/1105.html

そして、最後の3つ目の視点が今回の「白眉」です。
 マッカーサーが伊豆大島を日本から切り離す計画があり、
 「大島独立構想」のなかで、村長ら村の人々が自主的に
 1946年3月に「大島暫定憲法」をつくったこと。
 そして前文で「平和主義」が、第1条には「島民主権」がうたわれていたこと。
 そして53日で「大島独立構想」がなくなり、
 大島にも日本国憲法が適用されることになったこと。
 これはなかなか知られていない事実です。

 名古屋学院大の榎澤幸広氏も番組に登場して、
 この「大島暫定憲法」の意義について語っています。
 大島高校での憲法学習の様子もわかり、生徒たちが国民主権を、
 島の先人たちの「島民主権」との絡みで主体的に理解していることが
 とても印象的でした。なお、
 榎澤氏には論文「伊豆大島独立構想と1946年暫定憲法」があります。
 大変教えられました。下記をご参照ください。

http://www2.ngu.ac.jp/uri/syakai/pdf/syakai_vol4904_08.pdf#search='%E6%A6%8E%E6%BE%A4++%E5%A4%A7%E5%B3%B6'

この「3つの視点」は日本国憲法70年を前にして、
 「押しつけ憲法」論に対する根源的な批判になっていると思います。
 というわけで、明日、火曜日の夜11時45分、NHKのBSプレミアムを
 是非ご覧ください。

■ それと、ご案内が遅くなりましたが、昨日、NHKのBS1で、
 ノーベル文学賞作家スベトラーナ・アレクシエービッチの
 旅路「チェルノブイリからフクシマへ」が放送されました。
 前編「チェルノブイリの祈り」、後編「フクシマ 未来の物語」です。

http://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2017-02-19/11/16479/3115116/

とても重く、深い内容でした。
 前編は名作「小さき人々の記録」のチェルノブイリの箇所を再編集し、
 その後を追加取材してできていました。
 女優渡辺美佐子さんの16年前のナレーションも聞けます。

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2015/1019.html

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2001/0205.html

ご覧にならなかった方は、是非再放送にご注目ください。
 予定はまだわかりませんが、
 NHKのホームページをチェックすればまもなく表示されると思います。

■ 前回の「直言」は、「非立憲のツーショット――
    「みっともない憲法」と「いわゆる裁判官」」です。

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2017/0213.html

トランプと安倍という二人のキャラ
 (世界のメディアのなかではこの「気持ちの悪い蜜月」を
 シニカルに伝えるものが出ています)の
 憲法を蔑視する姿勢の共通性に注目しました。
 まだの方はこの機会にどうぞ。

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2017/0213.html

■ それでは、今週もどうぞお元気でお過ごしください。
水島朝穂




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by 9joukanren | 2017-02-20 21:38 | お知らせいろいろ


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