オールとやま県民連合は、 18日午後、サンシップとやま福祉ホールで 「やっぱり変だね!今の政治」公開フォーラムを開きました。 2019年参院選に向けて―の第1回企画です。
子育て、教育、医療、福祉、TPP-5分野の現場で 日常的にご苦労している人たちからその実態についての報告の後、 フロアから質問・意見を出していただき、 参加いただいた社民・共産・自由―各党の県連・県委員会の代表者や 富山にまだ拠点がないため、 愛知から駆け付けた立憲民主党のスタッフ(元富山市議)からも 感想・意見が述べられました。
フロアからの意見でショックだったのは、教育の分野で スクールソーシャルワーカーをしている人からの発言で、 ある小学校で給食の時間に、 食べるのに時間がかかる児童を並ばせたうえ、 後ろから「早く食べるよう」急がせ、 なかなか食べない子どもに無理やり口に食べ物を入れ、 むせかえって吐き出すと、 それをまた口に入れるようなことをしている― との報告でした。 “いまどきこんなことがあるのか”と、びっくりしました。 人権問題です。
休憩時間に発言者に、 「そんなことは教育委員会にでも報告し、 問題にすべきではないのか、やめさせるべきではないか」- と質問したところ、 スクールワーカー内で議論しても問題にできない、 というのです。 あれこれ忖度し、知らぬ顔を装う、と言います。 とんでもないことです。
こんなことをする先生はもちろん問題ですが、 観て見ぬ振りをするのもいかがなものかと思わざるをえません。 おかしなこととは思わない先生方が多いとの発言に 2度びっくりしました。 人権意識がここまで劣化しているのかー。 唖然とするばかりです。
各分野での問題点については、 国に改善を求めなければなりませんが、 そのためにも、私たちの身近な自治体にも提起し、 行動を共にしていただく働きかけも必要であることなど の指摘もありました。
TPPでは、農家の方々が困っていることなど、 一般の人たちに情報を提供し、 行動を一緒にするなどの取り組みが必要だ、 労働超過に陥っている先生方も、 保護者らと思いを共有できるようにしなければならない― などが指摘されました。 介護職場では、仕事量・質に見合わなく低い賃金・手当などの 仕組みなどからなり手がなく、 そのうえ福祉予算が年々切り下げられていく実態に 施設経営は立ちいかなくなっている、 国の仕組みを変えないと、将来大変なことになるなど の実情が報告されました。
政党からは、 「現場からの実態報告は政策づくりの参考になる」、 「野党と市民の共闘によって、安倍政権に代わる政権を つくりあげなければならない」 ―などの決意が表明されました。 参院選の前には、県議選もあり、 自治体行政にも関心を持って臨まなければならない―など との提起もありました。
10月6日(土)に、第2回目のフォーラムを予定しており、 憲法・原発・消費税―3分野で意見を交換します。
by 9joukanren
| 2018-08-18 23:39
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